二陸について・はじめ
二陸について
ようやく二陸について語れる
と、その前にそもそも「二陸」ってなに? ってところから始めないといけないな
二陸とは、陸機、陸雲兄弟のことです。
陸機(りくき) 261~303年
字は士衡(しこう)
呉の滅亡後、弟と共に郷里に引きこもり勉学に励むこと十年。かつての敵国、晋に仕えるもその人生は波乱万丈。
詩をよく作り弟の雲と並んで「二陸」と称される。『陸士衡詩集』、『文賦』などがある。
最後は、讒訴により処刑された。
陸雲(りくうん) 262年~303年
字は士龍(しりゅう)
呉の滅亡後、兄と共に郷里に引きこもる。前後して晋に仕えることになった。
雲も詩をよく作り、討論が上手だったらしい。
最後は兄の失脚と共に処刑された。
※拙著(同人誌)での紹介を簡略化しました。
呉の名将、陸遜の孫にして陸抗の子息です。
陸家は、呉の四姓「顧・陸・朱・張」という程の有力な豪族です。
日本での知名度がイマイチだけど…
文学界では、スーパースターですので
上がってほしいと思ってブログ書きます。
二陸の詩は現代でも読むことができます。
図書館で「文選」があったら探してみてください。
陸機の詩文の美しさはいろんな人が語っています。
人生としては波乱万丈、
303年同年に亡くなっているのが気になって調べ始めたら沼にハマって
いました。
最後が、讒訴での刑死なのです。
この悲劇性が人を惹きつけるのでしょうか…
次回からは、具体的に二陸の考察とかやりたいですね。
では。